現物取引や信用取引でビットコイン投資を行う場合には、PCや携帯端末でaskとbidを確認して目標とする価格に達したら売買注文を出します。
ある程度投資に慣れると、常に価格を監視して売買注文を出すだけの単調作業となってしまいます。
長時間監視作業を続けながら、条件を満たす場合にのみ売買の注文を出すといった単調な作業は、人間が最も不得意とする分野です。
船舶や航空機の自動操縦システムも、人間が苦手とする「監視」と「単調作業」を代行する目的で開発されました。
投資についても相場を監視しながら売買注文を出すという人間が苦手とする作業を代行するために、「自動売買プログラム」が開発されています。
外貨FXでは多くの会社で自動売買プログラムが利用でき、投資家がトレードを行う際に使用しています。
外貨FXではMT4(メタトレーダー4)が広く利用されており、多くのFX口座で自動売買を行う事が可能です。
MT4を起動するとaskとbidが表示され、指定した価格になったら売買注文を行うようにセットしておくことができます。
現在は自動売買プログラムが対応している仮想通貨取引所は多くありませんが、一部の取引所ではMT4が利用できる所もあり、過去の値動きからテクニカル分析を行って自動売買を行って利益を得ることが可能です。
外貨FXと同様に、仮想通貨投資も自動売買プログラムを使いこなすことが求められるようになるでしょう。
ビッドコインはEAで自動売買する時代へ
インターネット記事によれば、2016年6月日本国内の仮想通貨取引所としては初めて、BITPointが自動売買プログラムを導入したことが掲載されています。
BITPointの公式サイトによると、2016年7月からビットコインでもMT4で自動売買ができるようになった記事が掲載されています。
現在、日本国内にあるビットコイン取引所のほとんどでは現物取引の他に信用・先物取引が可能です。
日本ではビットコインは決済用通貨としてではなく、専ら投資のために利用されています。
このため、日本国内の他の取引所でも自動売買プログラムを利用した投資が行えるようになる可能性があります。
インターネット上の記事を調べると、海外では既にMT4を導入して自動売買ができる取引所が増えていることが分かります。
日本人投資家でも海外の仮想通貨取引所で、ビットコインの自動売買プログラムを利用したトレードを行っている人もいます。海外の取引所を利用する場合には米ドル建てなので、ビットコイン/ドルとドル/円の為替変動の両方を考慮しなければなりません。
今後、日本の多くの取引所で自動売買プログラムを導入すれば、円/ドルの為替レートを気にせずにビットコインの自動売買ができるようになります。
近い将来、日本の多くの仮想通貨取引所でも、ビットコイン投資の際にEAで手軽に自動売買することができるようになる可能性があります。