ビットコインが抱える欠点が改善されているモナーコイン

モナーコインは日本発の暗号通貨で、ビットコインが抱える幾つかの欠点が改善されています。

例えば取引に要する時間(ブロックの生成速度)が平均90秒(ビットコインは平均10分)に短縮され、計算の難易度が調整されて個人の所有するパソコンでも採掘ができるようになりました。

マイニング以外の手段でモナーコインを入手する方法として、従来は一旦ビットコインを購入してから交換する必要がありました。
最近では、仮想通貨取引所で日本円から直接モナーコインが購入できるようになりました。

モナーコインの購入方法ですが、仮想通貨取引所であるZaifに登録して口座を開設して日本円を入金します。
取引所でモナーコインを売りたい人と取引を行うか、Zaifが販売するモナーコインを購入することができます。

当然の事ながら、モナーコインを直接日本円に替えることも可能です。
ビットコインのようにモナーコインも取引所で日本円と直接交換ができるようになったことで、趣味や投資のみならず決済手段としても普及するための土台が構築されています。

ちなみに仮想通貨取引所を利用せずにモナーコインを購入する場合には、個人間の取引で現金や物々交換、他の暗号通貨と交換する方法があります。

ビットコインの欠点が改善

利用方法は投資などに限られている

現在のところ、モナーコインはやっと日本円と直接交換ができるようになった段階です。

モナーコインはモノやサービスの決済手段として利用することができず、利用方法は投資などに限られています

当初、モナーコインは巨大掲示板である2chで使用するために考案されました。面白い発言をした人や、興味深い書き込みをした人に投げ銭としてモナーコインをプレゼントすることができます。
コインアドレスは匿名なので、お互いに匿名でコインのやり取りができます。

もっと実用的な利用方法もあります。マイニングで得たモナーコインをビットコインに交換することで利益を得ている人がいます。
ビットコインは採掘の難易度が高すぎてマイニングで利益を得ることが難しいのですが、モナーコインなら採掘でもある程度の利益が得られます。

現在はモナーコインはビットコインのように商品やサービスの購入手段として使用することはできませんが、個人のレベルでは既に決済手段として利用され始めています。
メディアにも取り上げられた情報ですが、個人の所有する土地を3万2千1MONAで購入した人がいます。

ビットコインも最初は個人間の物々交換として利用されるだけでしたが、今は一部の国家に“通貨”として認められるほどの地位を得ました。
これと同じようにモナーコインも近い将来、通貨として決済手段として利用ができるようになる可能性があります。